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煙草の警告文 |
煙草のパッケージに記されている警告文には各国により
違いがあります。この警告文によりその国が煙草による
国民への害をどの程度に考えているかの1つの目安になります。
EU各国
・喫煙はがんの原因である
・喫煙は致命的疾患の原因になる
・喫煙で死亡する可能性がある
・喫煙は皮膚老化の原因である
アメリカ
・喫煙は肺がん、心臓病、肺気腫の原因になり、また
妊娠を困難にする
・今喫煙をやめれば、あなたの健康への重大なリスクが
大幅に減少する
・紙巻きたばこの煙は一酸化炭素を含んでいる
ブラジル
・喫煙は手足の切断にいたる血管の病気をまねく
・喫煙は流産の原因である
・タバコはインポテンツの原因になる
日本
・あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎ
に注意しましょう(前はこんなんでした)
・喫煙はあなたにとって肺がんの原因の一つとなります
・喫煙はあなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高
めます
・未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの
依存をより強めます。周りの人から勧められても決して
吸ってはいけません
EUやブラジルなんかは警告文と一緒にグロテスクな写真なども付けているので意識の高さがうかがえますね。
我が国では今でこそまともな警告文になりましたが、以前は「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」でした。
これじゃ警告ではなく、文のとおり注意文ですよね。ほどほどに吸っていれば、なんの問題もありませんよ、みたいに聞こえます。
先進国では世界一タバコが買いやすい国といわれた日本。これは汚名です。この汚名を返上するために、国にはもっと真剣に取り組んでほしいと思います。
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